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安田常務のプランニング講座~第1回続き~
2012.07.18 tokyo
こんにちは。
すみません。
また日が経ってしまいました。
では早速ですが「建物と敷地の関係」について書きます。
“土地の秩序に従う事は絶対条件”あるいは
“建物の設計をするには先ずその土地に聞け”
と言われる様に住宅のプランを練る前には先ず「敷地を知る」ことから始めます。
敷地は人間と同じように「個性」があり、「長所」、「短所」を併せ持つものです。
「快適な住まい」を実現するためには、いかに敷地の長所を活かし短所を感じさせない計画
とすることができるかがポイントとなります。
敷地の持つ個性には、面積、区画形状、道路付け、道路幅員、交通量、道路および
隣地との高低差、隣接地の様子、日照通風条件、気象条件など様々な条件があります。
また、法的条件として、建ぺい率、容積率、斜線制限、等があり、建築可能なボリュームが
決まります。
参考図:
上記の敷地条件をつかんだ上でプランの要望事項と合わせ、おおよその配置計画を練ります。
建物の他、アプローチ、庭、カーポート、自転車置き場、サービスヤード等の位置を設定し
敷地全体を無駄なく利用することを心がけます。これは敷地が狭い場合特に重要です。
狭い庭でもウッドデッキがあれば楽しい生活シーンがイメージできたり(参考はこちら)
下の図のように南側からの日照が望めなくても道路側や眺望の良好な北側から光を取り入れるとか(参考はこちら)工夫次第です。
変形した区画形状は、計画次第で普通では出来ない面白い建物となる可能性があり、(参考はこちら)設計者の意欲を掻き立てるものです。
次回は「アプローチと玄関について」の予定です。
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