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中規模非住宅省エネ基準引上げと用途別課題

2026.04.24  YETUS
 

イエタスです。

2026年4月より、中規模非住宅建築物における省エネ基準が引上げられました。
今回の改定は、現状の適合状況を踏まえたもので、用途ごとに基準値の水準が異なる点が大きな特徴です。

国土交通省 中規模非住宅省エネ基準引上げチラシより抜粋

■用途別の適合状況と設備別エネルギー消費量の割合

今回の基準引上げに対して、どのような対策が必要となるのか、具体的に見ていきます。

<用途別の適合状況(2018年~2022年)>
国土交通省は、2018年~2022年の5年間における中規模非住宅建築物のBEI調査結果を公開
しています(下図)。

        

ほとんどの用途において適合率が60%以上ありますが、「飲食店等」と「病院等」においては適合率が60%未満であることが分かります。
このことから、これら2つの用途では、基準適合に向けたより積極的な仕様改定が必要となり
ます。

<各用途における設備別エネルギー消費量の割合>
次に、各用途の設備別エネルギー消費量の割合(下図)を国土交通省がまとめているので、
特に適合率の低い「病院等」「飲食店等」を見てみます。

国土交通省 中規模非住宅建築物の省エネ基準の見直しについて資料より抜粋

「病院等」では、空調設備の割合だけで全体消費量の58%以上を占め、「飲食店等」では、
空調設備と給湯設備で全体消費量の60%以上を占めることが示されています。
つまり、基準適合には、用途の特性に合わせた設備別の対策を行うことが必要であると読み取れます。

■2030年のZEB水準強化に備え、今から仕様改定を!

国土交通省 中規模非住宅省エネ基準引上げチラシより抜粋

2030年にはZEB水準へのさらなる引上げが予定されており、今回の基準改定はその準備段階
とも位置づけられます。
2030年に基準が変更されてから対応するのではなく、今回の改定を機に、今のうちから仕様の整理や検討を進めておくことが、将来的な改正にスムーズに対応するためのポイントです。

イエタスでは、住宅に加え、病院や飲食店を含む非住宅建築物のサポートも行っております。
非住宅分野では、適合判定の他にもZEB基準を目指すための省エネ計算やBELS申請サポートを提供しております。
非住宅におけるサポートや、省エネ基準・ZEB基準への対応でお困りの際は、お気軽にご相談
下さい。

 
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