トップページ スタッフブログ
第2回LCCM住宅シンポジウムに行ってきました
2012.04.25 tokyo
山本です。
ちょっと時間が経ってしまいましたが、先月「第2回LCCM住宅シンポジウム」に行ってまいりました。
皆様、「LCCM住宅」って、分かりますか?
「ライフ・サイクル・カーボン・マイナス」の略で、Co2の排出量を
住宅のライフサイクル全体でマイナスにするという、最先端の省エネ住宅だそうです。
今年は、どうやら省エネYEARなので、皆さんも「ゼロエネ住宅」だ「LCCM住宅」だのと、
耳にされていることと思います。
・・・何が違うんでしょう?
「ゼロエネ住宅」は、住み始めてからの「創エネ(太陽光発電等)」に着目して、住宅のエネルギー収支を「プラスマイナス・ゼロ」にする住宅です。
但し、建設時の消費エネルギーは従来建築より増加してしまいます。(太陽光パネル搭載分等)
「LCCM住宅」は、建設時と運用時のエネルギー消費のトレードオフ関係を克服すべく、累積でマイナスを目指すという考え方です。
具体的には、「ゼロエネ住宅」よりも、
①建設時のCo2排出量を抑える(建材を減らす等)
②住んでからの「創エネ」に加え「省エネ」できる設計とする(庇や蓄熱床等)
③更に改修時にもCo2消費の少ないような建材を選択する
というように何重にも「省Co2対策」を積み重ねて計画していきます。
すごいですね!
つくば市に建てた実験棟の詳細は、建築技術さんより、本が発行されているようです。
(詳しくはこちら)
又、IBECさんでは、昨年末から「LCCM住宅認定」がCASBEE戸建認定とセットで始まっているようですし(詳しくはこちら)、国はこれを目標に省エネ住宅の梶を切りました。
今注目の先端技術ですね。
- 2024年
- 2023年
- 2021年
- 2020年
- 2019年
- 2018年
- 2017年
- 2016年
- 2015年
- 2014年
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年